BPR(ビジネスプロセス・リエンジニアリング)
BPRとは、既存の業務の進め方を前提とせずに、目的から考え直して業務プロセスを根本的に再設計し、コストや品質、スピードなどを大きく改善する取り組みのことです。
日々の業務改善が、現在の手順の中で無駄を少しずつ減らしていくのに対し、BPRは「そもそもこの業務は必要か」「顧客にとっての価値から見て、どの順番で誰が行うべきか」といった問いから出発し、組織の役割分担や情報システムを含めて作り直す点に特徴があります。
DXの文脈では、デジタル技術の導入とBPRをあわせて行うことで、単なる作業の置き換えにとどまらない効果を目指します。一方で、既存の組織や権限、評価の仕組みに踏み込むため、現場の抵抗が大きくなりやすく、経営層が方針を示して継続的に関与することが欠かせません。新規事業の担当者にとっては、既存事業の業務プロセスに合わせるとうまくいかない新しいサービスを立ち上げる際に、ゼロから業務を設計する考え方として参考になります。範囲を広げすぎると失敗しやすいため、効果の大きい業務から段階的に進めるのが現実的です。
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