名著の全訳

著作権の保護期間が終わった、事業と仕事についての古典を連載形式で全訳しています。

翻訳記事には工程・対象の区分がないため、工程や対象で絞り込むとオリジナル記事だけが表示されます。

176件

名著の全訳

フォード『わが人生と仕事』全訳(1)序章:そもそも、どういう考えなのか

ヘンリー・フォードが1922年に出版した『My Life and Work』の全訳、第1回です。序章では、機械と産業は人を自由にするための手段であること、むだと強欲こそが奉仕を妨げること、製品を単純にし製造方法を磨き続けることなど、フォードの事業の根本にある考え方と4つの原則を語っています。

名著の全訳

フォード『わが人生と仕事』全訳(10)第9章:なぜいつも景気よくいられないのか

ヘンリー・フォード『My Life and Work』(1922年)の全訳、第10回です。好況と不況のくり返しは運命ではなくまずい経営の結果だという主張、不況期にも販売を伸ばしたフォードの実績、賃下げではなく値下げと効率化で乗り切るべきだという考え、1700万ドルの在庫評価減の決断、本当の産業の理念までを語る第9章を訳しています。

名著の全訳

フォード『わが人生と仕事』全訳(11)第10章:物はどこまで安く作れるか

ヘンリー・フォード『My Life and Work』(1922年)の全訳、第11回です。第10章「物はどこまで安く作れるか」では、先回りの投機的な仕入れをやめた理由、まず価格を下げてからコストを追いかける方針、くず材や副産物の活用、リバー・ルージュ工場の構想、そして機械化で仕事は減るのか・生産過剰は来るのかという疑問への答えを語ります。

名著の全訳

フォード『わが人生と仕事』全訳(12)第11章:お金と商品

ヘンリー・フォード『My Life and Work』(1922年)の全訳、第12回です。第11章「お金と商品」では、資金は銀行ではなく工場から生み出すべきだという考え、経営の失敗を借金で埋めることの危うさ、薄利多売と配当の方針、賃金と利益の行き先、季節変動をなくして生産を途切れさせない工夫を語ります。

名著の全訳

フォード『わが人生と仕事』全訳(13)第12章:お金は主人か、召使いか

ヘンリー・フォード『My Life and Work』(1922年)の全訳、第13回です。第12章では、1920年末の不況下で「フォードは資金繰りに窮している」と噂されたとき、銀行から借りずに社内の大掃除と在庫回転の短縮で資金を生み出した経緯を語り、銀行家が産業を支配する危うさ、金本位制とお金のあり方への疑問を論じます。

名著の全訳

フォード『わが人生と仕事』全訳(14)第13章:なぜ貧しくあるのか

ヘンリー・フォード『My Life and Work』(1922年)の全訳、第14回です。第13章では、貧困の原因は生産と分配のずれが生む無駄にあるとし、倹約より「使うこと」を重んじる考え、農業と工業を組み合わせた季節ごとの働き方、水力を使った農村の小工場、大都市への批判、そして奉仕のための資本のあり方を語ります。

名著の全訳

フォード『わが人生と仕事』全訳(15)第14章:トラクターと動力農業

ヘンリー・フォード『My Life and Work』(1922年)の全訳、第15回です。第14章では、第一次世界大戦中の食糧危機に苦しむイギリスへ5000台のトラクター「フォードソン」を急ぎ送った経緯、軽くて安いトラクターを目指した設計の考え方、価格の引き下げ、馬との耕作コスト比較、そして動力農業が農業をどう変えるかを語ります。

名著の全訳

フォード『わが人生と仕事』全訳(16)第15章:なぜ慈善なのか

ヘンリー・フォード『My Life and Work』(1922年)の全訳、第16回です。第15章では、職業化された慈善がなぜ人を弱くするのかを論じ、自立を育てる仕組みとして、自ら採算が取れるよう運営するヘンリー・フォード職業学校とフォード病院の実例を紹介し、最後に恐れを捨てて自分の足で立つことの大切さを説きます。

名著の全訳

フォード『わが人生と仕事』全訳(17)第16章:鉄道

ヘンリー・フォード『My Life and Work』(1922年)の全訳、第17回です。第16章では、銀行家と弁護士に支配されて行き詰まったアメリカの鉄道を批判し、フォードが買収したデトロイト・トレド・アンド・アイアントン鉄道で自社の生産原則を当てはめた結果や、無駄な長距離輸送をなくすための産業の分散化を語ります。

名著の全訳

フォード『わが人生と仕事』全訳(18)第17章:あれこれ

ヘンリー・フォード『My Life and Work』(1922年)の全訳、第18回です。第17章では、エジソンやジョン・バローズとの交友、鳥の保護、戦争と戦争で儲ける者への反対、外国貿易と各国の自立、第一次世界大戦中の軍需生産、教育と知識についての考えなどを語ります。章の終わりには、当時フォードが展開した反ユダヤ的な記事についての弁明も含まれています。

名著の全訳

フォード『わが人生と仕事』全訳(19)第18章:民主主義と産業

ヘンリー・フォード『My Life and Work』(1922年)の全訳、第19回です。第18章では、「民主主義」という言葉の乱用を戒め、階級という考え方の虚構、労働組合の幹部と「盲目の経営者」への批判、ストライキの三つの種類、フォード社と組合の関係、職場の「和」に頼りすぎる危うさを語り、能力に応じた公正こそが本当の民主主義だと述べます。