アウトカム・ドリブン・イノベーション(ODI)
アウトカム・ドリブン・イノベーション(ODI)とは、顧客がジョブを達成する際に求める成果(アウトカム)を多数洗い出し、その重要度と現状の満足度を定量調査で測って、満たされていない領域から事業機会を見つける手法です。ジョブ理論の流れをくむ手法で、顧客の求める成果を「〇〇にかかる時間を最小化する」のように測定可能な形で記述するのが特徴です。重要度が高いのに現状の満足度が低い成果は、十分に満たされていないニーズとして新しい製品やサービスの機会とみなされます。
新規事業では、ジョブマップで整理した工程ごとに求める成果を洗い出し、アンケートで評価してもらうことで、どこに注力すべきかを数値で説明しやすくなります。社内の思いつきではなく顧客の評価に基づいて優先順位を付けられるため、経営層への説明材料にもなります。
一方で、成果の洗い出しには丁寧なインタビューが必要で、項目数が多くなると調査の負担も大きくなります。また、重要度と満足度の差から機会を見つける方法は、既存の解決手段が存在する領域の改善に強く、まったく新しい使い方を生む発想を直接与えるものではない点も理解しておく必要があります。
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