事業戦略・事業計画提携・M&A・組織形態

MBO(マネジメント・バイアウト)

現在の経営者が資金の全部または一部を出資し、事業の継続を前提として一般株主から対象会社の株式を取得する買収の形態です。

経済産業省の「公正なM&Aの在り方に関する指針」(2019年6月)は、MBOをこのように定義しています。同指針は、上場会社が非上場化を目指して行うMBOを主な対象とし、まず公開買付け(TOB)を行い、その後にスクイーズ・アウトで残りの株式を取得する「二段階買収」を主に念頭に置いています。

同指針によると、MBOには株式が事業に精通した経営者に集中することで、短期的な利益への圧力から離れて長期的な視点で経営戦略を立てやすくなる、大胆な事業構造改革を進めやすくなるといった意義が指摘されています。一方で、買い手である取締役が株式を安く取得したい立場にあるため一般株主との間に構造的な利益相反が生じ、会社の情報を多く持つ経営者と一般株主との間に情報の非対称性もあります。このため、独立した特別委員会の設置や、他の買収者が提案できる機会の確保(マーケット・チェック)などの公正性担保措置が示されています。

なお、同指針の定義上、MBOには上場会社のものだけでなく非上場会社のものも含まれます。

参考資料

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