FCPA(米国海外腐敗行為防止法)
FCPAとは、1977年に制定された米国の法律で、外国公務員に対してビジネスの獲得や維持のために金銭などを支払うことを禁じる贈賄禁止条項と、上場企業に正確な帳簿記録と内部統制を求める会計条項からなるもののことです。
米国司法省によると、FCPAの贈賄禁止条項は、米国の証券発行者(issuers)や米国の企業・個人(domestic concerns)とその役員・従業員・代理人などに適用されます。1998年の改正により、米国内で贈賄行為を助長する行為を直接または代理人を通じて行った外国企業や外国人にも適用されるようになりました。会計条項は、米国で証券を上場する企業に対し、取引を正確かつ公正に反映した帳簿記録の作成・保存と、内部会計統制の整備を求めています。
日本企業であっても、米国市場に上場している場合や、米国の金融システムや拠点を通じて取引を行う場合には、FCPAの適用対象になり得ます。日本の不正競争防止法の外国公務員贈賄罪とあわせて意識する必要があります。
新興国で代理店やコンサルタントを通じて営業する場合、第三者を経由した支払いがリスクになりやすいため、取引先のデューデリジェンスや契約での贈賄禁止条項の設定が重要です。
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