BEPS(税源浸食と利益移転)
BEPS(ベップス)とは、多国籍企業が各国の税制の違いや隙間を利用して、課税所得を人為的に操作し、税負担を軽減する行為(税源浸食と利益移転)を指す言葉です。
OECDとG20はBEPSに対処するための国際的な取組(BEPSプロジェクト)を進め、移転価格の文書化、恒久的施設の認定の見直し、租税条約の濫用防止などの措置がまとめられました。租税条約に一括して措置を反映させるためのBEPS防止措置実施条約もあり、財務省が関連資料を公表しています。グローバル・ミニマム課税もこの流れの中で合意されたものです。
海外展開の新規事業では、BEPSという言葉自体よりも、その結果として強化された移転価格の文書化、恒久的施設の判定、租税条約の特典制限などが実務に影響します。海外子会社や海外の知財保有会社を使った事業設計を考える際は、こうした国際課税の流れを前提にする必要があります。
参考資料
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