ビジネス・ウォーゲーム
ビジネス・ウォーゲームとは、社内のメンバーが自社・競合他社・顧客などの役割に分かれ、それぞれの立場で戦略を立てて打ち合うことで、競合の反応や市場の変化を模擬的に検討する手法です。例えば自社が新サービスで市場に参入した場合、既存の大手はどう対抗するか、新規参入者はどう動くか、顧客はどちらを選ぶかを、各チームが実際にその企業の経営陣になったつもりで考えます。数回のラウンドで手を打ち合い、結果を振り返って自社の戦略の弱点や想定外の動きを洗い出します。
新規事業では、参入時の価格設定、競合の値下げや模倣への備え、提携先の選び方などを事前に検討するのに役立ちます。事業計画書では競合の反応が楽観的に想定されがちですが、競合役のチームに本気で勝ちにいってもらうことで、その前提を揺さぶることができます。
効果を出すには、競合役のメンバーが競合企業の財務状況や強み、過去の行動パターンを事前に調べておくことが重要です。自社の思い込みがそのまま競合の行動に反映されると、検討の意味が薄れます。結果は予測ではなく、起こりうる展開への備えを考える材料として扱います。
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