アドバンテージマトリクス
アドバンテージマトリクスとは、業界を「競争上の優位を築ける変数の数」と「優位の大きさ(規模などによる差のつきやすさ)」の2軸で分け、規模型・特化型・分散型・手詰まり型の4タイプに分類する分析枠組みのことです。
規模型は、事業規模が大きいほど有利になり、優位を築く手段が少ない業界です。特化型は、特定の分野に絞り込むことで大きな優位を得られる業界、分散型は、優位を築く手段は多いものの規模が効きにくく小さな事業者が多数並立する業界、手詰まり型は、優位を築く手段が少なく差もつきにくい成熟業界を指します。
新規事業では、参入を検討する業界がどのタイプに近いかを見ることで、勝ち筋の方向を考える手がかりになります。規模型の業界に後発の小さな事業として正面から入るのは難しく、特化型ならニッチな領域に絞ったポジションが有効かもしれません。分散型の業界では、地域や顧客層ごとの細かな工夫が効きやすく、店舗網などの統合で構造を変えられる余地もあります。
ただし分類はあくまで大まかな見立てで、同じ業界でも顧客セグメントによって性格が異なることがあります。5フォース分析や競合分析と組み合わせて使うのが一般的です。
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