バス・モデル(バス拡散モデル)
バス・モデルとは、新製品の普及を、広告など外部からの影響で採用する人と、先に採用した人からの口コミなど内部からの影響で採用する人の2つの動きで説明する、普及予測の数理モデルです。このモデルでは、外部からの影響の強さを表す革新係数と、既採用者からの影響の強さを表す模倣係数、そして最終的に採用しうる人の総数(市場の潜在規模)の3つの値で普及の推移を表します。普及の初期はゆっくり伸び、口コミが広がる時期に急増し、やがて頭打ちになるS字型の曲線を描きます。
新規事業では、販売実績のない新製品の普及の見通しを立てる際に使われることがあります。似た性質の過去の製品の普及データから係数を推定し、それを当てはめて将来の販売数を試算する、といった使い方が一般的です。
注意点は、係数の置き方次第で結果が大きく変わることです。どの過去製品を類似とみなすかには判断が入り、価格の変化や競合の参入、技術の世代交代といった要因はモデルに直接は含まれていません。一つの予測値として扱い、シナリオを複数用意して幅を持たせること、実績が出始めたら係数を見直すことが大切です。
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