DIPファイナンス(アーリーDIP・レイターDIP)
DIPファイナンスとは、民事再生などの法的整理や私的整理で事業を再生しようとしている企業に対して、再生手続き中や再生計画の認可後に、事業継続に必要な運転資金などを供給する融資のことです。
DIPは「Debtor in Possession」の略で、再生手続き中も経営者が事業を続ける状態を指します。手続き開始の申立てから計画認可前までの融資をアーリーDIP、認可後の融資をレイターDIPと呼んで区別します。日本政策金融公庫の「事業再生・企業再建支援資金(アーリーDIP・レイターDIP関連)」では、民事再生法による再生手続開始の申立てなどを行った方のうち、地域経済の産業活力維持に資する事業、地域社会に不可欠な事業、先進性・新規性・技術力の高い事業などに当てはまり、裁判所の許可等を受けた共益債権となる場合などを対象としています。中小企業活性化協議会などの関与の下で行う私的整理向けの区分もあります。
再生局面では取引先の信用が揺らぎやすく、仕入代金や人件費の資金が途切れると事業価値が急速に失われます。スタートアップや新規事業子会社の事業譲渡・再建を検討する際にも、こうした資金供給の手段があることを知っておくと選択肢が広がります。
参考資料
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