Zen Habits翻訳:自分の約束に、もっと深く身を捧げる

この記事は、ブログ「Zen Habits」の創設者レオ・バボータ(Leo Babauta)による記事「Becoming More Deeply Committed to My Commitments」を、新規事業ポータルが独自に日本語へ訳したものです。Zen Habitsは著者によってパブリックドメインとして公開されています(著者による宣言)。原文はこちら。訳文では、原文の趣旨を変えないことを優先しました。


何かに中途半端な気持ちで約束して、その約束をやり遂げることに自分のすべてを注がなかったことは、どれくらいあるでしょうか。

何かをすると言っておきながら、忙しすぎたりエネルギーがなかったりして、そのまま放り出してしまったことは、どれくらいあるでしょうか。

習慣を変えると言っておきながら……続けられなかったことは、どれくらいあるでしょうか。

講座を受ける、本を読む、挑戦を始める、新しい趣味を始める、本を書く、事業を始めると言っておきながら……ほとんど手をつけなかった(手をつけたとしても)ことは、何回あったでしょうか。

私自身、こうしたことが驚くほどの頻度で起こります。私の約束は、半分の約束ですらないことが多く、4分の1の約束のようなものです。そして面白いことに、私はほとんどの人よりこれが得意なほうだと思います! 世界一ではないかもしれませんが、約束を守ることにかけては、世界の75%の人よりはましでしょう。

それでも、多くの点で私はまったくだめです。食事制限を始めても2、3日ももちません。運動プログラムを選んでも3週間しか続きません。本を買っても4分の1も読み進められません。何度も何度も、私の約束はばたばたと倒れていきます。

もし、約束をもっと深めることができたらどうでしょうか。

揺るがないほど深く身を捧げるというのは、どんな感じでしょうか。人生の目的を果たすためなら壁さえ突き抜けていくような人になるというのは、どんな感じでしょうか。何かを約束するたびに毎回全力で臨んだら、人はどれほど私たちを信頼してくれるでしょうか。

私たちの人生は、すっかり変わるかもしれません。

最近、私は約束について瞑想し、生活の中で実験しています。どこで半分しか(あるいはそれ以下しか)約束していないか、どこで本当は約束を果たせると信じていないかを見つめています。そして、その約束にもっと深く入っていく方法を学んでいます。深く約束できないのなら、それをやめることも学んでいます。

より深く約束に身を捧げることについて、私が学んでいることを紹介します。

  • 選択肢を取り除く。 半分しか約束していないとき、私たちはほかの選択肢への扉を開けたままにしています。「もちろん、この食事制限は続けるつもりだ。でも……友人と夕食に出かけるなら話は別だ。家族の集まりもそうだ。それにもちろん、職場にドーナツがあるときも」と考えるのです。そんなのはでたらめです。約束するなら、ほかのことをする可能性を頭の中からすべて取り除きましょう。選択肢はひとつだけ。約束を果たすことです。

  • 全身全霊でやる。 形だけこなしても意味がありません。やるなら、全身全霊でやってください。全力で臨んでください。心のすべてを注いでください。そうでないなら、まったくやらないことです。ほかの人に半分しか向き合わないのは、相手にとってつらいことです。自分自身に半分しか向き合わないのも同じです。

  • より深い「なぜ」を思い出す。 約束を真剣に受け止めていないのは、おそらくそれがなぜそれほど大切なのかを忘れてしまったからです。果てしないやることリストの中のひとつにすぎなくなっているのです。そうではなく、これを約束したより深い理由を思い出してください。もしかしたら、心から大切に思っている人たちの役に立つためかもしれません。その人たちを心に留め、少なくともそれをしているあいだは、この約束を世界でいちばん大切なことにしてください。この約束をなぜそれほど大切に思うのかを書き出し、見逃しようのない場所に貼っておきましょう。

  • 全力でできていないなら、何が妨げているのかを問う。 本当は約束を守れていない、あるいは形だけこなしているだけだと気づいてください。全力で臨むことを何が妨げているのでしょうか。何が邪魔をしているのでしょうか。恐れがあるのかもしれませんし、十分な重みを置かず、ふさわしい集中を向けていないのかもしれません。立ち止まってこの抵抗やぐらつきとともにいて、この約束を深めるには何が必要かを自分に問いかけてください。

  • 約束はゆっくりとしか増やさない。 正直になりましょう。私たちは何でもやりたいのです。そしてまさにそれが、約束を守れない理由です。約束しすぎているのです! ほとんどの人は約束を減らすべきですが(次の項目を参照)、新しい約束を加えられると感じられるところまで来たら……新しい約束を加えるプロセスについて、とても慎重になるべきです。数日間それについて瞑想してください。生活に余裕があるかを確かめられるよう、まずは1〜2週間だけ約束してください。納得できたらその約束を加えます……でもそのあとしばらくは、もうひとつ加えられると確信できるまで、ほかの約束は加えないでください。

  • 守るつもりのない約束からは抜ける。 ほとんどの人は約束しすぎています。つまり、すべての約束を果たすことはとうてい不可能です。この場合、まずは、そのうちいくつかの約束を言ったとおりの期間(たとえば1か月間プロジェクトに取り組む、など)果たす方法がないか確かめ、その約束を果たしたら抜けるべきです。それが第一の選択肢です。言ったとおりにやり、それから区切りがつくところで終わりにすることです。次の選択肢は、必要なら約束を交渉し直すことです。1年やれると言ったけれど、この先数か月しかできないかもしれません。毎日やれると言ったけれど、週3日しかできないかもしれません。相手に伝えて、謝ってください。最後に、上のどちらもできないなら、約束から抜けます。ここでも謝ってください。ただし、より大切な約束を完全に果たすためには、これが必要なのだと認識してください。つまりこれは、どの約束を果たす必要があるのか優先順位をつける問題なのです。でも、もし約束から抜けなければならないなら、それを約束しすぎることへの重い教訓にしてください。

これは、ほかの人へのアドバイスとしてというより、自分自身へのアドバイスとして書いています。これが私の学んでいることであり、とても大切なことなのです。

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