資金調達投資契約・株式

DES(デット・エクイティ・スワップ)

DESとは、会社に対する貸付金などの債権を株式に振り替えることで、会社の負債を減らして純資産を増やす手法のことです。

債権者から見ると、会社に対する金銭債権を出資の目的とする現物出資にあたります。会社法第207条第9項第5号は、弁済期が到来している会社に対する金銭債権で、定めた価額がその負債の帳簿価額を超えない場合には、検査役の調査を不要としています。このため、経営者や親会社、取引先などからの借入金を株式に振り替える方法として使われます。

新規事業やスタートアップの場面では、創業者が会社に貸し付けた資金を株式に切り替えて、債務超過を解消したり、融資や資金調達の審査で見られる財務内容を改善したりする目的で検討されることがあります。一方で、株式が発行されることで持分比率が変わるほか、債権の時価と帳簿価額の差によっては会社側で税務上の損益が生じる場合があります。実行前には、キャップテーブルへの影響と税務上の取扱いを専門家とともに確認しておくことが大切です。

参考資料

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