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日本 東証プライム コード 3659 情報・通信業

株式会社ネクソン

NEXON Co., Ltd.

メイプルストーリーやアラド戦記を長く運営するオンラインゲーム会社。ARC Raidersで欧米にも広げる

2025年12月期

売上高
4,751億円
前期比 +6.5%
営業利益
1,240億円
利益率 26.1%
純利益
920億円
ROE
8.9%
自己資本比率
75.0%
会社分析 開示資料をもとにAI(Claude)が作成した文章です。数値の出典は本文末尾と下の決算表に記載しています。(2026年9月28日時点の情報)

韓国を中心にPC・モバイル・コンソール向けオンラインゲームを運営する。2025年12月期は売上収益4,751億円(前期比6.5%増)と過去最高、営業利益1,240億円(0.1%減)。2026年8月に総額約3,240億円の特別配当を発表し、手元資金8,420億円の一部を株主に還元する。

事業の概要

オンラインゲームの開発・運営が単一の事業。本社は東京にあり、開発・運営の中核は韓国のNEXON Koreaで、Embark Studiosなども傘下に持つ。基本プレイ無料のゲーム内課金による長期運営(ライブサービス)が収益の中心。

2025年12月期の売上収益4,751億円の構成(決算説明資料、プレイヤーの地域別)は次のとおり。

  • 地域別:韓国2,499億円(53%)、中国1,095億円(23%)、北米及び欧州685億円(14%)、日本140億円(3%)、その他330億円(7%)
  • プラットフォーム別:PC/コンソール3,388億円(71%)、モバイル1,362億円(29%)

主力は『メイプルストーリー』『アラド戦記』(中国では子会社NEOPLEのライセンス供与によるロイヤリティ収益)、サッカーゲームの『FC』、『マビノギ』の各フランチャイズ。

業績の分析

2025年12月期(IFRS)は売上収益4,751億円(前期比6.5%増)、営業利益1,240億円(0.1%減)、親会社の所有者に帰属する当期利益920億円(31.7%減)。

会社の説明では、PC版『アラド戦記』と『メイプルストーリー』の再活性化に、新作『マビノギモバイル』(3月、韓国)、『ARC Raiders』(10月、グローバル)、『MapleStory: Idle RPG』(11月)が加わり増収となった。ARC Raidersは2か月足らずで1,000万本を売った。一方、ロイヤリティ費用やクリエイター報酬、広告宣伝費、プラットフォーム利用料が増え、営業利益は横ばい。前期の為替差益が為替差損に変わり、当期利益は減った。

決算期 売上収益 当期利益 現金及び現金同等物
2021年12月期 2,744億円 1,148億円 3,652億円
2022年12月期 3,537億円 1,003億円 4,093億円
2023年12月期 4,233億円 706億円 2,805億円
2024年12月期 4,462億円 1,348億円 3,319億円
2025年12月期 4,751億円 920億円 4,988億円

(有価証券報告書の値。当期利益は親会社の所有者に帰属する額)

売上収益は4年で1.7倍になったが、当期利益は為替や減損で振れる。会社は市場の予測が難しいとして通期予想を出さず、翌四半期の予想をレンジで開示している。

2026年12月期上期は売上収益2,733億円(前年同期比17.4%増)、営業利益894億円(12.8%増)、当期利益868億円(101.9%増)。第2四半期単独では、メイプルストーリーフランチャイズが前年同期比63%増と過去最高だった一方、アラド戦記フランチャイズは44%減った。ARC Raidersの累計販売は1,630万本、発売以来の累計売上収益は880億円を超えた。第3四半期は売上収益1,207〜1,334億円、営業利益226〜323億円を見込む。

手元資金と使い道

2025年12月末の現金及び現金同等物は4,988億円(有報の値)。このほか3か月超の定期預金など「その他の預金」が3,422億円あり、会社は両者を合わせて手元資金と呼ぶ(2026年6月末で8,420億円)。金融子会社はない。親会社所有者帰属持分比率は75.0%(2026年6月末79.4%)。投資有価証券の売却で元本1,060億円と売却益1,420億円を得て、現金がさらに増えたと会社は説明している。

株主還元の基本方針は、前年度営業利益の33%以上を配当と自己株式取得で還元すること。2025年は1株配当を22.5円から45円に倍増し、自己株式取得に968億円を投じた。2026年は年間配当60円を予定し、5月決議の300億円の自己株式取得を7月に終えた。

さらに2026年8月、1株415円、総額約3,240億円(約20億ドル)の特別配当を発表し、9月10日に正式決議した(基準日9月30日、効力発生日11月25日)。会社は将来の成長投資と流動性を確保したうえで、蓄積した超過資金を解消する一時的な措置と位置づける。今後も超過資金がたまれば追加還元を検討するとしている。上場以来の株主還元は2026年末までに累計9,000億円を超える見込み。

経営計画・成長戦略

数値目標を掲げた中期経営計画は公表していない。財務目標はROE 10%以上(中長期的に15%)。事業戦略は2024年策定の「IP成長戦略」で、主要フランチャイズに新しい体験・プラットフォーム・地域を加える「垂直方向の成長」と、次の柱となるヒット作を生む「水平方向の成長」の二軸。各地域の好みに合わせて内容を変えるハイパー・ローカライゼーションも重視する。

2026年3月のキャピタル・マーケット・ブリーフィングでは、開発プロセスの再設計とコスト管理の徹底を掲げた。人件費を前年並みに抑え、プロジェクトごとに利益目標を置き、実績のあるフランチャイズへ人員を移す。数十年分のプレイデータで学習させたAIを開発と運営の判断に使う方針も示した。

新規事業・新しい取り組み

  • アラド戦記の拡張:『Arad: Idle RPG』(2026年第4四半期)、『Dungeon&Fighter Classic』(2027年)、『Dungeon&Fighter: ARAD』、PC・コンソール向け『Project OVERKILL』を開発中
  • 新規IP:ゾンビサバイバル『NAKWON: LAST PARADISE』(2027年グローバル予定)、『Vindictus: Defying Fate』(2027年)など
  • ユーザー生成コンテンツ:『MapleStory Worlds』はプレイヤーが既存IPの素材でゲームを作り共有する基盤で、2026年第2四半期の売上収益は前年同期比123%増
  • 提携:ARC Raidersの中国展開でテンセントとテストを実施。Blizzard Entertainmentとの提携で韓国のPC版『オーバーウォッチ』の運営を2026年8月に開始

新規事業の担当者の視点では、成功した『MapleStory: Idle RPG』の型をアラド戦記に移すように、既存IPの形式を変えて休眠ユーザーを呼び戻す手法が参考になる。

分析:強みと課題

強み

  • 長寿IPの運営力:20年以上続くタイトルをアップデートで再成長させ、メイプルストーリーは過去最高を更新している
  • 新作のヒット:ARC Raidersで欧米・コンソール市場での実績を得た
  • 厚い手元資金と高い持分比率:特別配当後も成長投資の余力があると会社は説明する

課題・リスク

  • 集中:韓国と中国で売上収益の約4分の3を占め、アラド戦記は2026年に大きく減収した
  • 業績の振れ:新作とアップデートの当たり外れで四半期業績が大きく動き、会社も通期予想を出していない
  • 費用の増加:クリエイター報酬、クラウド費用、ユーザー獲得費が売上に連動して増え、2026年第2四半期は減益だった

出典

分析の更新履歴(2件)
  1. 最新の版 2026年9月28日時点の情報
  2. この版を表示中 2026年9月28日時点の情報
中期経営計画の分析 会社が公表した中期経営計画の資料をもとに、AI(Claude)が内容を整理・分析した文章です。(2026年9月28日時点の情報)

2023年〜2027年度経営目標(キャピタル・マーケット・ブリーフィング2024)

計画期間
2023年度を起点に2027年度まで(2024年1月〜2027年12月)
最終年度
2027年度(2027年12月期)
公表日
2024年9月3日

2024年9月のキャピタル・マーケット・ブリーフィングで示したIP成長戦略と経営目標。主力3フランチャイズの拡張と新規IPで売上収益を年15%伸ばす計画だったが、2026年3月の同説明会で会社は2027年の目標は予定どおりに実現しないと認め、新しい数値目標は示していない。株主還元方針とROE目標は続いている。

計画の位置づけ

ネクソンは2024年9月3日のキャピタル・マーケット・ブリーフィング(CMB)で、IP成長戦略と2023〜2027年度の経営目標、新しい株主還元方針を発表した。IP成長戦略は、アラド戦記、メイプルストーリー、FCの3大フランチャイズに新しいコンテンツ、プラットフォーム、地域を加える「垂直方向の成長」と、マビノギなど他の既存IPや新規IPから次の大型作を生む「水平方向の成長」の二軸で構成する。地域ごとの好みに合わせてコンテンツを変えるハイパー・ローカリゼーションも柱に置いた。

2026年3月31日のCMB2026で状況は変わった。2月に会長に就いたEmbark Studios創業者のパトリック・ソダーランド氏は、2027年の売上収益と営業利益の目標について「当初のスケジュール通りに達成される見込みはありません」と述べた。前提としたアラド戦記モバイルの不振が構造的なものだったこと、新作の発売遅れ、コストが売上を上回って伸びたことを理由に挙げ、改革に着手して1か月の段階では18か月先の確度あるガイダンスを出せないとして、目標の再提示はしなかった。CFOは質疑で「2026年を起点とし、そこからできるだけ早くこれらの数値を達成したい」と答えている。会社は2026年を「変革の初年度」と位置づける。

数値目標

指標 目標 年度 直近の実績
売上収益 7,500億円(2023年度比年平均約15%成長、期間中は毎年2桁成長) 2027年度 4,751億円(2025年度)
営業利益(減損等の一時的費用を除く) 2,500億円(同約17%成長) 2027年度 1,240億円(2025年度、IFRSの営業利益)
3大フランチャイズの売上収益 5,300億円(2023年度3,010億円) 2027年度 3,315億円(2025年度)
その他既存IPと新作の売上収益 2,200億円(2023年度約1,220億円) 2027年度 1,436億円(2025年度)
ROE 10%以上(中長期的に15%) 各年度 8.9%(2025年度)
株主還元 前年度営業利益(減損等除く)の33%以上 各年度 95%(2025年度、1,326億円)

2023年度の起点は売上収益4,230億円、営業利益1,350億円。フランチャイズ別ではアラド戦記を年25%、メイプルストーリーを年14%伸ばす計画だった。2026年3月時点で会社は売上収益と営業利益の2027年目標を予定どおりには達成できないとしている。

重点施策

  • 垂直方向の成長:メイプルストーリーでは「コア」「クラシック」「ライト」「ディフィニティブ」「フロンティア」の5つの拡張で、現役、休眠、未経験の各層に別の体験を用意する。2025年は『MapleStory Worlds』と『MapleStory: Idle RPG』の寄与でフランチャイズ売上が前年比43%増えた
  • アラド戦記への展開:メイプルストーリーの型を移し、『Dungeon&Fighter: Idle RPG』『Dungeon&Fighter Classic』(2027年予定)、『Dungeon&Fighter: ARAD』『Project OVERKILL』を開発中
  • 水平方向の成長:『ARC Raiders』は2025年の売上収益の85%を北米と欧州で得た。新作『NAKWON: LAST PARADISE』、マビノギ系の『Vindictus: Defying Fate』を控える
  • CMB2026の改革:経営陣が週1回集まってポートフォリオ全体を精査し、貢献利益率の最低基準を満たさない案件は再編または中止する。人件費と広告宣伝費を2026年は前年並みに抑え、ROIベースの開発評価を導入する
  • AI活用:数十年分のプレイデータで学習したAIを、ゲームデザインからライブ運営までの判断に使う
  • ガバナンス:『MapleStory: Idle RPG』の不具合を経営陣に報告していなかった問題を受け、最高リスク責任者を置いた

資本配分・株主還元

  • 株主還元方針(2024年9月策定):減損損失など一時的費用を除く前年度営業利益の33%以上を、配当と自己株式取得で還元する。2024年2月に示した3年で1,000億円上限の自己株式取得方針の未実施分700億円も継続した
  • 還元実績は2023年859億円(前年度営業利益の79%)、2024年700億円(50%)、2025年1,326億円(95%)
  • 年間配当は2024年度22.5円、2025年度45円、2026年度は普通配当60円の予定
  • 2026年8月には1株415円、総額約3,240億円の特別配当を発表した(基準日2026年9月30日)。2026年7月には300億円の自己株式取得を終えている
  • CMB2026では手元の現預金を8,000億円とし、成長投資に加えて追加の株主還元を検討するとした。M&Aは長期のプレイヤーコミュニティを築けるか、利益率の要件を満たすかで選別する

進捗

2025年度は売上収益4,751億円(前期比6.5%増)で過去最高だったが、営業利益は1,240億円(0.1%減)と横ばい。ロイヤリティ、プラットフォーム手数料、クラウド費用、マーケティング費用、人件費の増加が響いた。2027年度目標との差は売上収益で約2,750億円、営業利益で約1,260億円ある。

2026年度は中間期に売上収益2,733億円(前年同期比17.4%増)、営業利益894億円(12.8%増)。第2四半期はメイプルストーリーフランチャイズの売上が前年同期比63%伸び、『ARC Raiders』が183億円を稼いだ。会社は2026年に売上収益と営業利益の増加と利益率の改善を見込むが、2027年の新しい数値目標は示していない。

分析:計画の読みどころ

2024年に示した目標は、2023年度から4年で売上収益を1.8倍、営業利益を1.9倍にする水準だった。実績は2年で売上収益が約12%増にとどまり、営業利益は伸びなかった。目標と実績の開きは会社自身が認めるところまで広がった。前提の崩れ方もはっきりしている。アラド戦記は年25%成長を見込んだが、中国のモバイル版の失速で2025年は減収となり、2026年も微減の見通しを示した。

一方で、計画の方向性そのものは一部で結果を出した。メイプルストーリーは拡張タイトルで伸び、『ARC Raiders』は欧米で通用する新規IPを生んだ。CMB2026は成長目標を取り下げたのではなく、規模拡大でコストが膨らんだ体質を直し、売上の伸びを利益に結びつける順番に切り替えたものと読める。人件費を横ばいに抑えつつ、プラットフォーム手数料やロイヤリティなど売上に連動する費用は増える構造で、利益率の改善がどこまで進むかが最初の確認点になる。

資本政策では、目標を示さない代わりに還元を厚くしている。2025年の還元は方針の33%を大きく超える95%で、特別配当約3,240億円も加わる。ROEは2025年度8.9%と最低目標の10%を下回っており、手元資金の圧縮は資本効率の面でも意味を持つ。次にいつ、どの水準で数値目標を出し直すかが、この計画の扱いを決める。

出典

中期経営計画の分析の更新履歴(1件)
  1. 最新の版 2023年〜2027年度経営目標(キャピタル・マーケット・ブリーフィング2024)

業績の推移

売上高
2021/122021年12月期 2,744億円2022/122022年12月期 3,537億円2023/122023年12月期 4,233億円2024/122024年12月期 4,462億円2025/122025年12月期 4,751億円4,751億円
営業利益
2021/122022/122023/122024/122024年12月期 1,241億円2025/122025年12月期 1,240億円1,240億円
純利益
2021/122021年12月期 1,148億円2022/122022年12月期 1,003億円2023/122023年12月期 706億円2024/122024年12月期 1,348億円2025/122025年12月期 920億円920億円

数字から読み取れること

  • 売上高は2021年12月期の2,744億円から2025年12月期の4,751億円へ増加(4期間の年平均成長率 14.7%)。
  • 直近期(2025年12月期)の売上高は前期比 +6.5%。
  • 直近期の営業利益率は 26.1%。
  • 直近期のROEは 8.9%(有価証券報告書の記載値)。
  • 直近期末の自己資本比率は 75.0%。
  • 直近期の営業キャッシュフロー(1,718億円)は純利益の 1.9倍。

下の表の数値から自動で計算しています。

決算期2021年12月期2022年12月期2023年12月期2024年12月期2025年12月期
売上高2,744億円3,537億円4,233億円4,462億円4,751億円
 前期比—+28.9%+19.7%+5.4%+6.5%
営業利益———1,241億円1,240億円
 営業利益率———27.8%26.1%
純利益(親会社株主に帰属)1,148億円1,003億円706億円1,348億円920億円
総資産9,866億円1兆428億円1兆981億円1兆2,567億円1兆4,101億円
自己資本8,366億円8,581億円8,962億円1兆190億円1兆575億円
自己資本比率84.8%82.3%81.6%81.1%75.0%
ROE14.9%11.8%8.0%14.1%8.9%
現金及び現金同等物3,652億円4,093億円2,805億円3,319億円4,988億円
営業キャッシュフロー1,059億円1,301億円1,287億円1,009億円1,718億円
従業員数6,683人7,467人8,231人9,329人9,834人
書類の提出日————2026/03/24
出典開示資料開示資料開示資料開示資料開示資料

新しい決算の書類が提出されるたびに期を追加し、過去の期も残しています。 有価証券報告書の「主要な経営指標等の推移」から集計しています(営業利益は損益計算書の当期・前期のみ)。自己資本比率とROEは報告書の記載値です。

情報・通信業の会社

日本の情報・通信業は622社。 株式会社ネクソンの直近の売上高は13位。 業種の会社をすべて見る

順位会社名売上高営業利益率純利益
1 NTT株式会社分析あり 14兆4,091億円 11.8% 1兆370億円
2 ソフトバンクグループ株式会社分析あり 7兆7,986億円 — 5兆22億円
3 ソフトバンク株式会社分析あり 7兆386億円 14.8% 5,507億円
4 KDDI株式会社分析あり 6兆719億円 18.1% 7,071億円
5 LINEヤフー株式会社分析あり 2兆363億円 16.8% 1,936億円
6 株式会社 大塚商会 1兆3,227億円 6.8% 643億円
7 株式会社野村総合研究所 8,147億円 7.2% 152億円
8 株式会社光通信分析あり 7,347億円 15.9% 1,510億円
9 TISI株式会社 5,964億円 12.8% 466億円
10 株式会社フジ・メディア・ホールディングス 5,518億円 -1.6% 64.9億円

売上規模の近い情報・通信業の会社

直近期の売上高で並べています。決算期が会社ごとに異なるため、同じ時期の比較ではありません。

事業の内容

有価証券報告書「事業の内容」より抜粋(有価証券報告書-第24期(2025/01/01-2025/12/31))

3 【事業の内容】当社グループは、当社、連結子会社36社並びに持分法で会計処理されている関連会社及び共同支配企業13社(2025年12月31日現在)により構成されており、PCオンラインゲーム及びモバイルゲームの制作・開発、配信に関連した事業を行っております。取り扱う商品・サービスについて、国内では当社、海外においては現地連結子会社が、それぞれ独立した経営単位として各地域における包括的な戦略を立案し、事業を展開しております。したがって、当社グループは、PCオンラインゲーム及びモバイルゲームの制作・開発、配信を基礎とした各社の所在地別のセグメントから構成されております。報告セグメントは「日本」、「韓国」、「中国」、「北米」、「その他」の5つとしており、「その他」の区分には欧州及びアジア諸国が含まれております。各社の事業の内容等につきましては、後述「(5) 当社グループについて」における「<当社及び連結子会社の事業内容並びにその位置付け>」をご参照下さい。 ・主要な連結子会社(2025年12月31日現在)韓国:NEXON Korea Corporation; NEOPLE INC.; NEXON Games Co., Ltd.;VIP Global Super Growth Hedge Fund中国:Lexian Software Development (Shanghai) Co., Ltd.北米:Nexon America Inc.; Nexon US Holding Inc.; Toben Studio Inc.その他:Embark Studios AB 当社グループでは事業を、主に①PCオンライン事業、②モバイル事業に区分しております。…

経営方針・経営計画

有価証券報告書「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」より抜粋

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1) 会社の経営の基本方針当社グループは世界最高のゲーム会社を目指しています。新規のゲームタイトルにおいては楽しくて、独創的で他のゲームと異なる高品質なゲームを…全文の抜粋を表示
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1) 会社の経営の基本方針当社グループは世界最高のゲーム会社を目指しています。新規のゲームタイトルにおいては楽しくて、独創的で他のゲームと異なる高品質なゲームを提供すること、既存ゲームタイトルにおいては、魅力的なコンテンツアップデートとユーザーを満足させるゲーム運用を通じて、ユーザーに長期間にわたり継続的にゲームプレイを楽しんでもらうことを当社の基本方針としております。 (2) 目標とする経営指標当社グループが重視している経営指標は、売上収益及び営業利益であります。売上収益及び営業利益を継続的に成長させることにより、企業価値の向上を実現してまいります。 (3) 経営環境当社グループは、マルチプレイヤー・オンラインゲームにおけるグローバルリーダーです。強固なファンベースを有する人気タイトルを制作し、業界トップクラスのライブ運用力を通じて、これらを長期間にわたって成長させてきました。多様なタイトルで構成されるポートフォリオを強固で安定的な収益基盤としております。現在、世界のエンターテインメントの中心は、リアルの世界に根ざしたエンターテインメントからバーチャルのエンターテインメントへ、また受動的な体験から参加型の体験に移行しております。この構造的な変化に加えて、モバイル技術の飛躍的な進歩により、当社の得意とするマルチプレイヤー・オンラインゲームを高性能PCやコンソールのみでなく、モバイル端末でも提供できるようになりました。そのため、当社の潜在的市場規模は高性能PCを保有するゲームプレイヤー数億人から、モバイル端末を保有する世界数十億人規模にまで拡大いたしました。こうしたことを背景に、当社最大の強みであるマルチプレイヤー・オンラインゲームに対する需要が世界中で高まっており、今後この動きは益々加速していくと考えております。さらに、この分野において、面白いゲームを作り、持続的に成長させる運用力を持つ企業は世界でも非常に稀なため、この状況を大きなチャンスとして捉えております。 (4) 中長期的な会社の経営戦略及び対処すべき課題このような経営環境の中、売上収益と営業利益を持続的に成長させていくため、当社IPを軸とした未来成長戦略を策定しました。当戦略は、大ヒットIPをより成長させる垂直方向への成長と次世代の大ヒットIPを育成する水平方向の成長の二軸で構成され、これらを同時に推し進めることで大ヒットIPを複数有する会社に成長させることを意図しております。以上を踏まえ、以下の事項を対処すべき課題として取組んでいく方針であります。 ① 当社IPを垂直方向及び水平方向へ成長させ、自社IPを拡張する当社グループは、世界中に何億人ものファンを有し、また、世界的大ヒット映画やゲームのシリーズと並ぶ、又はそれらを超える規模のゲームIPを複数保有しております。これらのタイトルは、ユーザーに楽しんでいただける魅力的かつ継続的なコンテンツアップデート及び業界トップクラスのライブ運用を通じて長期にわたり成長し、安定的な売上収益を創出しております。特に『アラド戦記』(Dungeon&Fighter)、『メイプルストーリー』(MapleStory)、『EA SPORTS FC™』の三大フランチャイズを成長させることで、安定的な収益基盤を更に強固なものとし、三大フランチャイズから生み出される売上収益及びキャッシュ・フローをもとに、次世代の大ヒットIP創出へ投資することで柱となる大ヒットIPを増やしてまいります。大ヒットIPをより成長させる垂直方向への成長と次世代の大ヒットIPを育成する水平方向の成長の具体的な施策については以下のとおりです。 イ. 大ヒットIPの活用による垂直方向の成長当社事業の柱である『メイプルストーリー』(MapleStory)、『アラド戦記』(Dungeon&Fighter)及び『EA SPORTS FC™』の三大フランチャイズをより大きく、より長期的に成長させることを、垂直方向の成長と定義しております。これら三大フランチャイズのライブサービスに注力するだけでなく、以下の四点を具体的な施策としてこれらIPを雪だるま式に成長させてまいります。(a) 既存IPを基にした新規タイトルの展開(b) プラットフォームの拡大(c) 新しい市場への進出(d) ハイパー・ローカライゼーション戦略 ロ. 次世代の大ヒットIPの育成による水平方向の成長三大フランチャイズから生み出される売上収益及びキャッシュ・フローをもとに、次世代の大ヒットIP創出へ投資することで、『マビノギ』(Mabinogi)や『ブルーアーカイブ』(Blue Archive)、『ARC Raiders』など、当社グループのその他のゲームフランチャイズや、現在開発中の新規IPを、三大IPに続く四つ目、五つ目の柱となるよう育成することで、水平方向の成長を実現してまいります。 ② 『MapleStory: Idle RPG』におけるプログラミングの不具合、プレイヤーへの対応、及び再発防止策の策定当連結会計年度において、当社子会社が運営する『MapleStory: Idle RPG』(以下「当該タイトル」という。)において、特定の有料アイテムに関し、表示されていた確率・数値と、実際にプログラム上で適用されていた確率・数値との間に差異が生じていた事実が判明いたしました。また、当該不具合の修正に際し、プレイヤーへの十分な説明が行われていなかったことが確認されました。本件は、プレイヤーからのご指摘を受け、調査を進める中で明らかとなりました。当社は、本件を真摯に受け止め、プレイヤーへの迅速な対応を実施するとともに、再発防止策の策定を進めました。 イ. プレイヤーへの対応本件の影響を鑑み、当該タイトルのサービスを開始した2025年11月6日から本件に関するプレイヤーへの対応を発表した2026年1月28日までの全ての課金について、①ゲーム内での補償、又は②全額返金のいずれかを選択できる措置を実施いたしました。 ロ. 再発防止策当社グループは、本件を踏まえ、以下の取り組みを実施しております。・有償アイテム及び確率要素を含む機能について、設計内容とプログラム実装及び表示内容との整合性を確認する体制の強化・重要な仕様変更や機能改修時における確認手続の明確化及び複数者によるチェックの徹底・プレイヤーへの告知及び説明に関する社内手続の整理 ハ. 経営責任の明確化本件の発生を受け、関係者に対する処分を実施するとともに、代表取締役社長の業績連動報酬の減額を行っております。詳細につきましては、「第4 提出会社の状況 4 コーポレート・ガバナンスの状況等 (4) 役員の報酬等」をご参照ください。 当社は、今後もサービス品質の向上に継続的に取り組み、プレイヤーとの信頼関係の維持・向上に努めてまいります。 ③ サステナビリティに関する取組当社は世界最高のゲーム会社を目指し、新規のゲームタイトルにおいては楽しくて、独創的で他のゲームと異なるゲームを提供すること、既存のゲームタイトルにおいては、魅力的なコンテンツアップデートとユーザーを満足させるゲーム運用を通じて、ユーザーに長期間にわたり継続的にゲームプレイを楽しんでもらうことを基本方針としております。そのような基本方針のもと、持続的な成長と中長期的な企業価値の向上のために、サステナビ…

この会社分析は2026年9月28日に公開した過去の版です。新しい版があります(2026年9月28日更新)。

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