Planet Fitness, Inc.
プラネットフィットネスのフランチャイズ事業

国
アメリカ
上場
NYSE PLNT
参照資料
2026年12月期第2四半期(2026年6月30日終了)Form 10-Q

フィットネスクラブの大半をフランチャイズで展開し、ロイヤルティに加え加盟店への機器販売でも収益を得る米国企業の事例です。

事業の概要

Planet Fitnessは、フィットネスクラブ「Planet Fitness」を展開する企業です。Form 10-Q(2026年6月30日終了四半期)によると、2026年6月末時点で会員数は約2,150万人、直営とフランチャイズを合わせたクラブ数は2,930と記載されています。

同社は事業を3つに分けて説明しています。商標のもとでフランチャイズを許諾・販売する事業、フィットネスセンターを自ら所有・運営する事業、フランチャイズ店に機器を販売する事業です。同10-Qは、今後の新規クラブの大半はフランチャイズ店になる見込みと記載しています。

収益の仕組み

同10-Qによると、フランチャイズ収益はロイヤルティ収益、フランチャイズ関連のその他の料金、プレースメント収益(資料中の名称)で構成されます。このほか、全国広告基金(NAF)の収益と、フランチャイズ店向けの機器売上があります。

同社は、システム売上高(会員から毎月請求される会費と年会費の合計)が、ロイヤルティ収益の算定の土台になると説明しています。加盟店の会費は同社の収益には計上されません。

公開資料から読み取れること

Form 10-Q(2026年第2四半期、4〜6月)の数値は次のとおりです。

  • 総収益:3億6,522万ドル(前年同期3億4,088万ドル)
  • フランチャイズ収益:1億286万ドル。うちロイヤルティ収益8,588万ドル、フランチャイズ等の料金1,090万ドル、プレースメント収益608万ドル
  • NAF収益:3,292万ドル(拠出率が2%から3%に引き上げられたことなどにより前年同期比44.5%増)
  • 直営クラブの収益:1億4,386万ドル
  • 機器の売上:8,558万ドル(新規のフランチャイズ店21店への販売を含む)
  • システム売上高:14億ドル
  • フランチャイズ店のクラブ数:2,636店(期末)。既存店売上高の伸びは1.7%

総収益のうち、ロイヤルティ等のフランチャイズ収益は3割弱で、機器売上と直営クラブの収益が大きな割合を占めていることが数字から読み取れます。

新規事業への示唆

月会費という継続収入を加盟店が受け取り、その一部を本部がロイヤルティとして受け取る構造は、会員数と継続率が本部の収益に連動する形です。さらに、本部が加盟店の開店時に機器を販売することで、出店のたびに本部に収益が生まれています。新規事業でフランチャイズを検討する場合は、ロイヤルティだけでなく、出店時や運営中に本部が提供する商材・サービスで収益を得る設計も選択肢になります。

参考資料

この事例は各社の公開資料をもとに整理したもので、記載は参照資料の時点の内容です。最新の情報は各社の公式発表をご確認ください。