株式会社明光ネットワークジャパン
個別指導塾「明光義塾」のフランチャイズ事業
- 国
- 日本
- 上場
- 東証プライム 4668
- 参照資料
- 2026年8月期 第3四半期決算短信(2026年7月14日公表)
個別指導塾「明光義塾」1,631教室のうち1,159教室をFC教室が占め、ロイヤルティ収入等を計上する日本企業の事例です。
事業の概要
明光ネットワークジャパンは、個別指導塾「明光義塾」を直営とフランチャイズで運営しています。2026年8月期第3四半期決算短信(2025年9月〜2026年5月)によると、明光義塾の教室数は直営472教室、フランチャイズ1,159教室の合計1,631教室と記載されています。
同社は直営事業とフランチャイズ事業を別のセグメントとして開示しており、直営・フランチャイズの垣根を超えたチェーン全体の優先課題への対応と、地域ごとの課題対応を進めたと説明しています。
収益の仕組み
決算短信は、フランチャイズ事業の売上高について「ロイヤルティ収入及び商品売上高等」を記載していると注記しています。同社は「明光式特許10段階学習法」に基づく教材の活用や、研修、「アプリ塾生証」などのツールを、直営・フランチャイズ共通の取り組みとして挙げています。ロイヤルティの料率など契約条件は、この資料では確認できませんでした。
同資料は、フランチャイズ教室末端売上高(加盟教室の授業料等の売上)を別に開示しており、同社の売上高とは区別されています。
公開資料から読み取れること
2026年8月期第3四半期累計(2025年9月〜2026年5月)の数値は次のとおりです。
- 連結売上高:185億900万円(前年同期比5.3%増)、営業利益8億2,900万円(同26.2%減)
- 明光義塾フランチャイズ事業:売上高29億8,400万円(同1.8%増)、セグメント利益5億3,300万円(同29.5%減)
- 明光義塾直営事業:売上高106億4,400万円(同5.7%増)、セグメント利益11億7,000万円(同13.7%増)
- フランチャイズ教室の在籍生徒数:5万8,901名(教室数は前年同期から23教室減)
- フランチャイズ教室末端売上高:167億5,700万円(前年同期比5億3,000万円増)
フランチャイズ教室の末端売上高は167億5,700万円ですが、同社のフランチャイズ事業の売上高は29億8,400万円であり、加盟教室の売上のうち一部が同社に入る構造であることが数字から読み取れます。
新規事業への示唆
教室数が前年同期より減る一方で、在籍生徒数と末端売上高は増えており、本部の収益が店舗数だけでなく、1教室あたりの生徒数や売上にも左右されることが分かります。また、同社は直営教室を持ち、運営の仕組みを直営で磨いてから加盟教室に広げています。新規事業でフランチャイズを検討する場合は、直営で再現性のある運営モデルを確立してから加盟店に展開する順序が参考になります。
参考資料
この事例は各社の公開資料をもとに整理したもので、記載は参照資料の時点の内容です。最新の情報は各社の公式発表をご確認ください。
