Zen Habits翻訳:人生を変えるには、自分の物語を変えよう
この記事は、ブログ「Zen Habits」の創設者レオ・バボータ(Leo Babauta)による記事「Change Your Story to Change Your Life」を、新規事業ポータルが独自に日本語へ訳したものです。Zen Habitsは著者によってパブリックドメインとして公開されています(著者による宣言)。原文はこちら。訳文では、原文の趣旨を変えないことを優先しました。
新しい仕事や事業を始めるときでも、新しい習慣を身につけるときでも、人生で何か新しい変化に取り組むとき、私たちはそれについて自分に物語を語り聞かせます。
私たちはその物語の主人公です。残念ながら、たいていはあまりいい物語ではありません。主人公が自分にはできると信じておらず、諦めて楽な道に流されたがっている、という物語です。
もし史上の偉大な物語が、私たちの物語のような筋書きだったらどうなるか想像してみてください。
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ハリー・ポッターは、大変すぎるし、そもそもゲームをしたりRedditを見たりしていたいので、ヴォルデモートと戦わない。
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オデュッセウスは、帰郷の旅に出ないことにする。自分のことはわかっている。どうせ諦めるだろうし、そもそもFacebookやInstagramというセイレーンの歌声は強すぎるのではないか?
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ドン・キホーテは、自分にはできないと思っているので、勇敢な愛馬ロシナンテにまたがって冒険に出ることもなく、家で騎士道物語の本を読んでいる。
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フロドは、何かを長く続けるだけの自制心が自分にはないと思い込んで、ホビット庄に引き返す。
ひどい物語になりそうですよね? こんな連中を誰が応援するでしょう?
私たちが自分に語り聞かせる物語は、こういう筋書きになっています。その中身は人それぞれですが、何かがうまくいっていないなら、それはおそらく自分に間違った物語を語り聞かせているからです。
今、試してみてください。身につけようとしている習慣、あるいは最近試したけれど失敗した習慣を思い浮かべてください。運動、瞑想、執筆、先延ばしの克服などかもしれません。では、そのとき自分について、自分にどんな物語を語り聞かせていたか考えてみてください。頭の中にどんな自分の姿が浮かんでいましたか? あらゆる困難に打ち勝ち、冷たく厳しい宇宙が差し向けてくる力にも決してひるまない、勇敢な英雄でしたか? それとも、つらくなったらたぶんドーナツとNetflixに負けてしまう、平凡な登場人物でしたか?
自分に語り聞かせてきた物語が聞こえないかもしれません。その場合は、この新しい習慣や人生の変化を成し遂げる自分を思い浮かべたときに、心の中にどんな感情があるかを感じ取ってみてください。疑いや不安や恐れや気の重さでいっぱいですか? それとも喜びや勝利感や深い思いやりでいっぱいですか? あなたが(気づかないうちに)自分に歌って聞かせている歌は、その音色、心の琴線に感じているその和音で奏でられています。
私たちが失敗するのは、この物語のせいです。実際に直面している物事以上に、この物語が行く手をふさいでいるのです。物事がつらくなったり不快になったりすると、私たちは自分にこう言い聞かせます。やめてもいい、どうでもいい、次にやればいい、自分には自制心が足りない、自分はこれが苦手だ、自分にはできない、難しすぎる、ひと休みできたらいいのに、人生は苦労するには短すぎる、自分にはご褒美がふさわしい、今回だけなら問題ない、どうせ失敗する、黙って失敗したほうがましだ、今はただそういう気分じゃない、このことは考えないでおこう、あっ、リスだ!
では、自分の物語が自分の足を引っ張っているとしたら、どうすればいいのでしょうか?
その物語を変えてしまいましょう。夢に見る壮大な英雄としての自分を歌う歌を作りましょう。その歌を毎日歌い、誇りに思いましょう。夢を追いかけ、気の散りや退屈や自己不信の力と戦い、最高の自分へと立ち上がりましょう。あなたは自分の物語の書き手であり、自分の歌の作曲者です。一瞬一瞬がそれを書き直すチャンスであり、よりよいものに仕上げるのを待っている新しい草稿なのです。
あるいは、物語を手放しましょう。何かができない、すべきでないと語りかけてくる物語がなければ……そこにあるのは周りの世界の物理的な現実だけで、諦める者も英雄もいないことに気づいてください。あるのはあなたとこの瞬間だけです。そしてそれはいい瞬間です。物語に気を取られなければ、あなたの心の奥には、根本的な善さと愛があります。必要なのはそれだけです。心の中のこの愛を受け取って幸せになり、自分への思いやりとなることをしてください。これまで立ち向かってきた苦闘は、それをゆるめてこの瞬間の善さに目を向け、愛のこもった一歩を踏み出せば、すべて消え去りうるのです。
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