スティーブ・パヴリナ翻訳:ひらめきは先延ばしに勝つ
この記事は、自己啓発ブロガーのスティーブ・パヴリナ(Steve Pavlina)が2020年1月に自身のブログで公開した記事「Inspiration Beats Procrastination」を、新規事業ポータルが独自に日本語へ訳したものです。この記事は著者によってパブリックドメインとして公開されています(著者による宣言)。原文はこちら。公開当時の状況を前提にした内容も含まれています。訳文では、原文の趣旨を変えないことを優先しました。
365日の創作チャレンジをきっかけに、より強いひらめきの流れを招き入れるようにしたところ、思っていた以上に多くのことを片づけられるようになっています。これまで一度もやる気が起きなかった、ほったらかしのやることリストの項目もいくつか片づきました。
今朝は、自分のYouTube動画すべて(42本)を更新して、終了画面を付けました。ブログを訪れたり、チャンネル登録をしたり、チャンネル内のほかの動画を見たりするよう誘う画面です。たとえば、豊かさに関する動画では、次にDeep Abundance Integrationの案内動画を見るよう勧めるようになりました。
また、ほとんどの動画で、私の最新の動画を見るよう勧める設定にしました。今の最新動画はStatureの案内動画です。
このちょっとした改善は、短期的に大きな効果をもたらすというより、長期的に役立つものだと思います。今年はもっと動画を公開するつもりなので、せめて古い動画からも最新の動画を見てもらえるようにしておきたかったのです。私のいちばん古いYouTube動画は2009年のものです。
この小さなプロジェクトは少なくとも1年はやることリストに載っていたのですが、リストのいちばん上に来るほど優先度を上げることがどうしてもできませんでした。ところが今朝、思いがけずそれをやるひらめきがただそこにあって、とても簡単に片づけられました。やっていて楽しいくらいでした。
このひらめきは、ひとつには昨夜、Statureの動画のライブプレミア公開でのライブチャットで、YouTube上の人たちとつながったことから生まれたのだと思います。サイト上でリアルタイムに実際の人々とつながったことで、自分のYouTube動画と、それを見てくれている生身の人たちとの間に、より強いエネルギーのつながりを感じたのです。ひらめきの流れは、ほかの人たちの集合的なエネルギーから来ているのだと強く感じています。
動画の本数は多くありませんし、YouTubeにそれほど頻繁に投稿してきたわけでもありませんが、私の動画は毎日見られています。いちばん人気があるのは2017年の「40日間の水断食」の動画で、今は再生回数が約12万5000回、今も増え続けています。これは、40日間食べ物をとらずに過ごした直後に、その体験がどんなものだったかをまとめて撮った動画です。
2番目に人気のある動画は、Creating Abundanceの再生リストの最初の動画で、今は約8万2000回再生されています。このシリーズは2009年11月のもので、それ以来、再生回数は少しずつ増え続けています。
私の動画の多くは、YouTubeで2000〜1万回再生です。1万〜10万回のものが6本あります。今のところ10万回を超えたのは40日間の断食の動画だけです。時間をかけて、YouTubeでは小さな登録者基盤ができ、今は約5900人です。
頭では、特にYouTubeでもっと動画を共有することに大きな可能性があると考えています。カメラの前でも落ち着いていられますし、アイデアは無限にあります。私が共有する動画は、おおむね好評です(YouTubeの統計によれば高評価が95%以上)。でも、もっと共有してもっと波紋を広げる機会という点ではいかにも良さそうに見えても、その方向へ流れていきたいというエネルギーをまったく感じませんでした。YouTubeの動画をもっとつくろうと考えはするものの、そこ止まりでした。考えるだけで、まだ実際にやるやる気はなかったのです。
今年はひらめきの流れをより集中的に探求しているので、有望な変化が起きているのが見えています。「大きな石」はかなりうまく片づいていますが、とても心地よい流れに乗っているので、古いものも新しいものも含めて、たくさんの「小さな石」も遅れることなく片づいているのです。
昨夜、Statureのローンチ用Facebookグループで、Statureの案内動画の音声版はあるかと尋ねた人がいました。ありませんでしたが、Final Cut Proから音声を書き出してStatureのページに追加するのは簡単だとわかっていたので、すぐにやりました。数分しかかかりませんでした。
この追加の作業をしたのは疲れているときでした。朝6時半ごろから始まった長い一日のあとで、たしか午前1時を過ぎていたと思います。そのときやらなければならなかったからでも、やることリストの次の項目として順当だったからでもありません。長い一日の終わりでも、ひらめきの流れがまだ十分に強く、それを使ってもっと片づけるのが簡単だったからです。
この流れに沿って行動すると、強いひらめきを感じないまま自分に規律を課してやる場合に比べて、2〜3倍の速さで作業(特に創造的な作業)を終えられることがよくあります。自己規律を使って行動するときは、惰性を乗り越えるために少なくとも何らかの抵抗を押し切っていますが、ひらめきの流れはそうした抵抗を解除してくれるので、内側のずれに足を引っ張られることなく速く進めるのだと思います。
毎日たくさんのことを片づけるのに、自分でやる気を出したり自己規律を使ったりする必要は、本当にほとんどありません。実際、そうしようとすると逆効果に感じます。耳を傾け、ひらめきを招き入れ、何が現れるかにあまりこだわらないほうが、ずっと効果的なのです。
毎日の計画や目標が何かはわかっています。ブログ記事を書かなければならないこと、Statureのレッスンを設計し、収録し、公開しなければならないこともわかっています。Conscious Growth Clubでのコーチング通話や、さまざまな事業上の作業をこなすことなど、対応すべきことはほかにもたくさんあります。ひらめきの流れも私のやることリストを理解していて、私がもっと「ビジネスっぽい」やり方をしようとするときよりも、そのリストのことを片づけるのが実は上手なのだと思います。
今は、Nozbeのプロジェクトリストにある退屈でつまらない、あるいは面倒な項目のうち、実際に予定を組もうとしなくても片づくものがどれくらいあるだろうかと考えています。今のひらめきの流れは、しばらく手をつけるつもりのなかった項目でさえ、少しずつ削っていってくれています。そうした作業に取り組むひらめきを感じると、簡単にできます。自力で押し切ろうとするよりずっと少ない労力で片づくよう、エネルギーが私の中を通っていくからです。
もっと信頼が必要なのは、どの作業をいつやるかを、私が本当に決めるわけではないという点です。毎朝目を覚ますと、ひらめきのチャンネルが今何を放送しているかに耳を傾け、準備ができたら行動の流れに飛び込みます。それは、私を前へ押し進めるエネルギーの波に乗ってサーフィンをしているような感覚です。その日のやることを書き出すことはよくありますが、どの順番でやるかは予測できませんし、予測しようとしないほうがうまくいきます。
長い一日の終わりには、身体的にも精神的にも疲れているかもしれませんが、まだ満タンになっている別のエネルギーのチャンネル(霊的なもの、あるいはアストラルなものでしょうか)があるように感じます。昨夜はかなり眠くなってきたことに気づいてから、さらに3時間働きました。ひとつには流れを楽しんでいたから、もうひとつには新しいブログ記事を書いて公開するなど、その日にやると約束した作業がまだ残っていたからです。
今年より前は、夜10時に寝て朝5時に起きるのが好みでした。でも今年に入ってからは、たいてい午前1〜2時ごろに寝て、5時〜6時半に起きているので、睡眠時間は減っています。日中に20分の昼寝をしたり、30分瞑想したりすることもよくあり、それで十分に回復して続けられます。ペースを落として睡眠不足を取り戻さないと、と自分に言い聞かせ続けているのですが、そうしないままです。今年はまだ、一晩に6時間以上眠ったことはないと思います。
この行動の流れは、ストレスを感じるものでも、せき立てられるものでもありません。むしろ楽しく、ダンスに誘われているような感じです。ただ、時間的なプレッシャーもかなり活用しているようで、ときには私が望む以上にそうなります。
毎日、確実にやらなければならないことがいくつかあります。論理的には、それを一日の早いうちに片づけるのがいちばんだと思うでしょう。実際にひらめきがそちらへ流れることもあります。今朝、毎日のブログ記事を書いているのがそうです。早めに片づけられるのはいいものです。
でも、ひらめきの流れがまったく逆になることもあります。日中は急ぎではないけれど価値のあるプロジェクトに取り組むひらめきがわいて、やらなければならない項目に取りかかるよう促されるのが、ようやく夕方5時や夜8時になってから、ということもあります。ちゃんと片づけてはいるのですが、日によってはぎりぎりです。ブログ記事を公開したのが真夜中の2分前、ということもありました(昨夜を含めて2回)。ときにはそれが刺激的に感じられることもあり、特に速く書くよう自分に挑むのは楽しいのですが、もちろんそのぶん誤字も見逃しやすくなります。それでも楽しく刺激的です。時間的なプレッシャーは集中の助けになりますし、それほどストレスにもなりません。
このひらめきに満ちたエネルギーの流れは、私が自分を知っている以上に私のことを知っているように感じます。抵抗のない行動へと私を駆り立てる方法を、確かに心得ています。自力でやるよりずっと上手にです。以前の私も悪くはなかったのですが、このエネルギーの流れは次元が違います。作業やプロジェクトを驚くほど楽々とリズミカルに片づけていき、毎日を創造的な仕事の、その日だけの歌とダンスに変えてくれるのです。
私は刺激の多いフローが好きなので、これにはすっかり慣れてしまいそうです。いちばんの課題は、それを信頼することです。経理の仕事もちゃんと片づけてくれるだろうか。ある程度の予定どおりに進むことが大事だと思う作業にも、いずれは流れていってくれるだろうか。私を裏切ることはないだろうか。私が交わした社会的な約束やコミットメントを尊重してくれるだろうか。私にとって誠実さはとても大切な価値ですし、信頼もそうです。ですから、このエネルギーがそうした価値を大切にしているかどうか確信が持てないと、少し不安になります。
幸い、このエネルギーをいったん止めて、それほどひらめきのない理由で何かをする必要があるときには、今でもそうできるとわかっています。たとえば今日の午後は歯医者の予約がありますが、ひらめきがあろうとなかろうと、時間どおりに行って、いつものように歯科衛生士さんと楽しくおしゃべりをするでしょう。
でも、予定にもっと余裕があって、何をいつやるかを決めるのにある程度の柔軟性があるときには、このエネルギーが私の中を流れるよう招き入れ、それがどこへ連れていってくれるかを見るのが好きです。私がじゃまをせずに、何をいつやるかを1時間ごとにそれに任せると、うれしいほどのやる気と生産性とエネルギーで報いてくれます。毎日が楽しく刺激的な乗り物です。まだ年が明けて丸10日もたっていないのに、すでに少なくとも1カ月分の仕事を終えたように感じます。この流れは、創造面でも、お金の面でも、人間関係の面でも、豊かさともうまく足並みがそろっています。
今年は、この流れとの信頼関係をさらに深めたいと思っています。私たちは長年の良い友人ですが、もっと親しくなれるとわかっています。実は数週間前、このひらめきのエネルギーのほうから、もっと親しい関係を築こうと誘ってきたのだと思います。それを受け入れてよかったと思っています。
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