ビジネスモデル・収益化流通・販売チャネル

価格保護(プライスプロテクション)

価格保護とは、メーカーが製品の卸価格を引き下げた際に、販売店がすでに旧価格で仕入れて保有している在庫について、値下げ分の差額を補填する取引条件のことです。

IT機器や電子部品、家電など価格の変動が大きい業界で、販売代理店や販売店との契約に盛り込まれることがあります。販売店にとっては、値下げによって手元の在庫の価値が目減りするリスクを減らせるため、安心して在庫を持つことができます。メーカーにとっては、値下げ後の新価格での販売を速やかに浸透させられる利点があります。

新規事業でハードウェアなどを販売店経由で扱う場合、販売店から価格保護を求められることがあります。条件を設ける際は、対象となる在庫の範囲(仕入れからの期間など)、在庫数量の確認方法、差額の支払い方法と時期を明確にしておくことが重要です。流通在庫が多いほど値下げ時の補填額が大きくなるため、セルアウトと流通在庫の状況を把握したうえで、値下げの時期を判断することが求められます。

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