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MICROSOFT CORP

クラウドとMicrosoft 365を軸に、AI基盤とアプリの両方を提供する米ソフトウエア最大手。AIインフラへの投資を急拡大している

2026年6月期

売上高
3,318億ドル
前期比 +17.8%
営業利益
1,552億ドル
利益率 46.8%
純利益
1,337億ドル
ROE
34.0%
自己資本比率
58.3%
会社分析 開示資料をもとにAI(Claude)が作成した文章です。数値の出典は本文末尾と下の決算表に記載しています。(2026年9月27日時点の情報)

Azure、Microsoft 365、LinkedIn、Dynamics、Windows、XBOX、検索広告で稼ぐ。2026年6月期は売上高3,318億ドル(前期比18%増)、営業利益1,552億ドル(同21%増)。Azureが41%伸び、設備投資は1,159億ドルに倍増した。2027年6月期から報告セグメントを2つに再編する。

事業の概要

2026年6月期の報告セグメントは3つ。

  • Productivity and Business Processes:売上高1,400億ドル(前期比16%増)、営業利益839億ドル。Microsoft 365(商用・個人)、LinkedIn、Dynamics
  • Intelligent Cloud:売上高1,378億ドル(同30%増)、営業利益570億ドル。Azureなどのクラウドとサーバー製品、エンタープライズサービス
  • More Personal Computing:売上高541億ドル(同1%減)、営業利益144億ドル。Windows、Surfaceなどのデバイス、XBOX、検索広告

製品・サービス別では、Server products and cloud services 1,294億ドル、Microsoft 365 Commercial 1,020億ドル、XBOX 218億ドル、LinkedIn 198億ドル、Windows and Devices 171億ドルなど。Azure、Microsoft 365 Commercial cloud、LinkedInの商用部分、Dynamics 365を合わせたMicrosoft Cloudの売上高は2,144億ドル(27%増)で、全体の約65%を占める。地域別は米国1,708億ドル、その他の国1,610億ドル。従業員は2026年6月末で約22万3,000人。

業績の分析

2026年6月期(US GAAP)の業績は次のとおり。

  • 売上高:3,318億ドル(前期比18%増)
  • 営業利益:1,552億ドル(同21%増)。営業利益率は46.8%
  • 純利益:1,337億ドル(同31%増)
  • 営業キャッシュ・フロー:1,829億ドル(前期1,362億ドル)

会社の説明では、増収はMicrosoft Cloudの成長による。Azure and other cloud servicesは41%増、Microsoft 365 Commercial cloudはCopilotとE5による1ユーザー当たり収入の伸びで17%増。一方、XBOXはコンテンツとハードの減少で7%減収となり、減損などの費用も計上した。AIインフラへの投資でMicrosoft Cloudの粗利益率は66%に低下している。

純利益にはOpenAIへの投資からの純利益影響(プラス50億ドル、主にOpenAIの資本再編に伴う持分希薄化益)が含まれる。これを除いた調整後純利益は1,288億ドル(22%増)と会社は開示している。

直近5期の推移(Form 10-K、SEC XBRL)は次のとおり。

決算期 売上高 営業利益 純利益 営業CF
2022年6月期 1,983億ドル 834億ドル 727億ドル 890億ドル
2023年6月期 2,119億ドル 885億ドル 724億ドル 876億ドル
2024年6月期 2,451億ドル 1,094億ドル 881億ドル 1,185億ドル
2025年6月期 2,817億ドル 1,285億ドル 1,018億ドル 1,362億ドル
2026年6月期 3,318億ドル 1,552億ドル 1,337億ドル 1,829億ドル

総資産は2025年6月末の6,190億ドルから7,584億ドル、株主資本は3,435億ドルから4,424億ドルに増えた。

経営計画・成長戦略

数値目標を掲げた中期経営計画は公表していない。10-Kでは、Microsoft 365 Copilotとエージェントによる生産性向上、企業AIのためのデータ基盤、セキュリティ、ゲーム、Windowsを通じたサービス利用の拡大などを重点投資分野に挙げる。

投資の中心はAIインフラ。有形固定資産の取得は1,159億ドル(前期646億ドル)で、未開始のリース契約(主にデータセンター)が3,291億ドルある。2027年6月期第1四半期の設備投資は500億ドル超を見込む。商用の残存履行義務は6,780億ドル(84%増)に積み上がった。

2026年9月には、2027年6月期から報告セグメントを「Agents and Infra」と「Devices and Consumer」の2つに再編すると発表した。組み替え後の2026年6月期はAgents and Infraが売上高2,681億ドル・営業利益1,364億ドル、Devices and Consumerが637億ドル・189億ドル。株主還元は自社株買い167億ドル、配当宣言額270億ドル。

新規事業・新しい取り組み

  • 生成AIの製品化:CEOは2026年6月期にAzureの売上高が初めて1,000億ドルを超え、Microsoft 365 Copilotの有料シートが3,000万を超えたと述べている
  • OpenAIとの提携:2019年からの長期提携を2025年10月と2026年4月に拡張。大株主として収益分配を受け、モデルなどの知的財産を製品に組み込む権利を持つ
  • 他のAI企業への投資:第4四半期にAnthropicへの投資から32億ドルの利益を計上した

新規事業の担当者の視点では、AIの価値を「アプリ・エージェント」「モデル」「インフラ」の層に分け、セグメント構成まで合わせて組み替える点が参考になる。

分析:強みと課題

強み

  • 顧客基盤と継続収益:Microsoft 365の商用席数やAzureの顧客に、Copilotなど新機能を上乗せ販売できる。残存履行義務6,780億ドルは先々の売上の厚みを示す
  • 高い収益性とキャッシュ創出:営業利益率46.8%、営業CF1,829億ドルで、1,000億ドル超の設備投資と還元を同時に賄えている
  • AIの層をまたぐ事業構成:インフラ(Azure)からアプリ(Microsoft 365、GitHub)まで持ち、需要がどの層で伸びても取り込みやすい

課題・リスク

  • 投資回収:会社自身、需要の見誤りによるインフラ過剰や資産の減損をリスクに挙げる。3,291億ドルの未開始リースは固定費化の要因になる
  • 利益率の圧力:Microsoft Cloudの粗利益率は低下しており、AI利用の拡大と投資で今後も下押しが続く可能性がある
  • 特定企業との関係と消費者事業:OpenAI関連の損益が純利益を振らせる。XBOXは減収と減損で、消費者向け事業の立て直しが課題

出典

分析の更新履歴(1件)
  1. 最新の版 2026年9月27日時点の情報

業績の推移

売上高
2022/62022年6月期 1,983億ドル2023/62023年6月期 2,119億ドル2024/62024年6月期 2,451億ドル2025/62025年6月期 2,817億ドル2026/62026年6月期 3,318億ドル3,318億ドル
営業利益
2022/62022年6月期 834億ドル2023/62023年6月期 885億ドル2024/62024年6月期 1,094億ドル2025/62025年6月期 1,285億ドル2026/62026年6月期 1,552億ドル1,552億ドル
純利益
2022/62022年6月期 727億ドル2023/62023年6月期 724億ドル2024/62024年6月期 881億ドル2025/62025年6月期 1,018億ドル2026/62026年6月期 1,337億ドル1,337億ドル

数字から読み取れること

  • 売上高は2022年6月期の1,983億ドルから2026年6月期の3,318億ドルへ増加(4期間の年平均成長率 13.7%)。
  • 直近期(2026年6月期)の売上高は前期比 +17.8%。
  • 直近期の営業利益率は 46.8%(2022年6月期は 42.1%、+4.7ポイント)。
  • 直近期のROEは 34.0%(純利益÷期首期末平均の自己資本で計算)。
  • 直近期末の自己資本比率は 58.3%。
  • 直近期の営業キャッシュフロー(1,829億ドル)は純利益の 1.4倍。

下の表の数値から自動で計算しています。

決算期2022年6月期2023年6月期2024年6月期2025年6月期2026年6月期
売上高1,983億ドル2,119億ドル2,451億ドル2,817億ドル3,318億ドル
 前期比—+6.9%+15.7%+14.9%+17.8%
営業利益834億ドル885億ドル1,094億ドル1,285億ドル1,552億ドル
 営業利益率42.1%41.8%44.6%45.6%46.8%
純利益727億ドル724億ドル881億ドル1,018億ドル1,337億ドル
総資産3,648億ドル4,120億ドル5,122億ドル6,190億ドル7,584億ドル
自己資本1,665億ドル2,062億ドル2,685億ドル3,435億ドル4,424億ドル
自己資本比率45.6%50.1%52.4%55.5%58.3%
ROE43.7%38.8%37.1%33.3%34.0%
現金及び現金同等物139億ドル347億ドル183億ドル302億ドル209億ドル
営業キャッシュフロー890億ドル876億ドル1,185億ドル1,362億ドル1,829億ドル
書類の提出日————2026/07/29
出典US GAAPUS GAAPUS GAAPUS GAAPUS GAAP

新しい決算の書類が提出されるたびに期を追加し、過去の期も残しています。 SECに提出されたXBRLの年次の値です(金額は米ドル)。ROEは純利益を期首・期末の株主資本の平均で割って計算しています。会社の定義する売上高と異なる場合があります。

ビジネスサービス・ソフトウェアの会社

米国のビジネスサービス・ソフトウェアは669社。 MICROSOFT CORPの直近の売上高は2位。 業種の会社をすべて見る

順位会社名売上高営業利益率純利益
1 Alphabet Inc.分析あり 4,028億ドル 32.0% 1,322億ドル
2 MICROSOFT CORP 3,318億ドル 46.8% 1,337億ドル
3 Meta Platforms, Inc.分析あり 2,010億ドル 41.4% 605億ドル
4 Alibaba Group Holding Ltd 1,484億ドル 4.9% 150億ドル
5 Accenture plc 697億ドル 14.7% 76.8億ドル
6 ORACLE CORP 674億ドル 30.6% 170億ドル
7 PDD Holdings Inc. 618億ドル 21.6% 140億ドル
8 Uber Technologies, Inc 520億ドル 10.7% 101億ドル
9 Salesforce, Inc. 415億ドル 20.1% 74.6億ドル
10 VISA INC. 400億ドル 60.0% 201億ドル

直近期の売上高で並べています。決算期が会社ごとに異なるため、同じ時期の比較ではありません。

掲載内容は開示資料をもとにした情報提供であり、特定の有価証券の売買を勧めるものではありません。数値の正確性には注意していますが、投資などの判断は必ず各社の開示資料をご確認のうえ、ご自身で行ってください。