t検定
t検定とは、2つのグループの平均値の差が偶然のばらつきによるものか、統計的に意味のある差といえるかを判定する検定手法です。満足度の点数、利用時間、支払ってもよい金額など、数値で得られるデータの平均を比べるときに使われます。別々の人を比べる場合(対応のないt検定)と、同じ人の前後を比べる場合(対応のあるt検定)で計算方法が異なります。
新規事業では、プロトタイプのA案とB案で評価点の平均に差があるか、施策の前後で作業時間が短くなったかといった検証に使われます。表計算ソフトや統計ソフトで比較的簡単に実行できます。
t検定は、データがおおむね正規分布に近いことなどを前提にしています。評価点が極端に偏っている、外れ値が多いといった場合は、中央値を比べる別の方法を検討します。また、3つ以上のグループを比べるときにt検定を繰り返すと、偶然に有意差が出る確率が高まるため、分散分析など複数群向けの方法を使います。有意差の有無だけでなく、差の大きさが事業上意味を持つかを確認することが重要です。
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