ビジネスモデルキャンバス
ビジネスモデルキャンバスは、顧客セグメントや価値提案、収益の流れ、コスト構造など9つの要素を1枚のシートに書き出し、ビジネスモデルの全体像を整理するための思考フレームワークです。
中小機構のJ-Net21によると、アレックス・オスターワルダー博士が開発したもので、9つの要素は顧客セグメント、価値提案、チャネル、顧客との関係、収益の流れ、リソース、主要活動、パートナー、コスト構造です。1枚の中に必要な要素がそろっているため、事業を実現するための課題を明確にし、検討の抜け漏れを防ぐことができるとされています。考える順番は決まっていませんが、顧客セグメントや価値提案から始めると進めやすく、最後に収益とコスト構造を比べて事業として成り立つかを確かめます。価値提案を具体的な製品名にせず、顧客にとっての価値として書くことも勧められています。
開発元のStrategyzerは、キャンバスは書籍『Business Model Generation』から生まれたもので、会社全体ではなく1つのビジネスモデルごとに記入するよう説明しています。また、キャンバスは計画ではなく主張として扱い、日付とバージョンを付けて、証拠が集まるたびに描き直すことを勧めています。
新規事業では、アイデア段階で事業の全体像をチームで共有する際に使えます。スタートアップ向けに課題や指標を重視したリーンキャンバスもあり、目的に応じて使い分けるとよいでしょう。
参考資料
「ビジネスモデルキャンバス」が出てくる記事
ビジネスモデルキャンバスの書き方:9つの要素と書く順番
ビジネスモデルキャンバスの9つの要素の意味と書く順番、要素どうしのつながりの確かめ方、リーンキャンバスとの使い分け、新規事業で使うときの注意点を解説します。大企業での既存資産の活用の見方も紹介します。
新規事業のフレームワーク一覧:工程ごとの使い分けと使うときの注意点
リーンキャンバス、ビジネスモデルキャンバス、JTBD、TAM・SAM・SOM、ユニットエコノミクス、ステージゲートなど、新規事業で使われる主なフレームワークを工程ごとに整理し、何を決めるときに使うか、使うときの注意点をまとめます。
リーンキャンバスの書き方
リーンキャンバスは、事業の仮説を1枚に書き出し、どこが一番危ういかを見つけるための道具です。9つの欄の書き方、ビジネスモデルキャンバスとの違い、書いた後の使い方と、よくある失敗を解説します。
